借景を楽しむ

投稿日:2018年10月24日

みなさまこんにちは!

設計の高橋です。10月に入り随分と涼しくなり、今年の炎天下が嘘のように過ごしやすくなっている今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

私はというと、日々お客様のお家づくりのお打ち合わせでいろいろなことを妄想しとても充実した毎日を過ごしております^^

さて、土地探しから家づくりを始められる方、土地をお持ちで決まった土地に建築をご検討される方、様々だと思いますが、皆さんがお家をお考えの時に重視されるのはどのようなことでしょうか?

弊社にも様々なご要望のお客様がいらっしゃいます。高気密高断熱の家、耐震性能に優れている家、はたまたデザイン性、間取りなど。

機能性や間取りなどの使い勝手はもちろんですが、毎日を過ごす憩いの場でもある家。そんなお家だからこそ毎日の生活の中に、少しでも楽しみになるような空間を作ることをご提案しています。

楽しみと言っても人それぞれですが、今日お話ししたいのは題名にもある通り、最近よく言われるようになった「借景」です。

「借景」とは、遠くの山や景色などをその庭の一部であるかのように利用してあること。そういう造園法。とあります。

この借景ですが、お家の中で取り入れるとしたら?…周囲の景色や、青い空を家の中から楽しむ、なんてことも含まれるかもしれません。

借景を楽しむ家

弊社の天野モデルハウスの写真です、こちらはお家の後方に広がる田園風景ピクチャーウィンドウのように、ダイニングから、またリビングからも視界が抜けるようにプランニングさせていただきました。四季で様々な表情を映し出す田園風景をお家にいながら楽しむことができます。そしてサッシも建物の両袖に引き込む大開口のものを使い、お家の中から見るとその場面だけ切り取ったように見えます。

ガレージハウス

もうすぐ完成の信濃川を望むガレージハウス。リビングにはめ殺しのサッシ(FIX窓)を設置し、対岸に見える朱鷺メッセ、ホテル日航新潟さんの景色を切り取ったような窓を設けました。昼間に見る景色も、夜見る夜景もお家にいながらにして楽しむことができます。

中庭のある家

良い景色の立地でないと出来ないか?といえば、そういうわけではありません。

上は以前手がけさせていただいた、中庭のあるコートハウス。中庭から空を眺めると、まるで切り取ったような青い空。雲が通っても抜けるような空、また夜も星などを楽しめたらとても素敵な空間になります。

機能性や間取りの快適性なども、大事な家づくりの要素ですが、「生活を楽しむ」という点から考えると、快適さにプラスして景色や情緒的な観点でも間取りを楽しんでみてはいかがでしょうか?「借景」は元々お庭や造園の言葉ですが、お家の中にあえてピクチャーウィンドウなどの配置を考え、抜けるような景色を楽しむ。それも「心地よい暮らし」の要素だと私たちは考えます。

「心地よい暮らしを創造する」という考えのもと私たちもお客様と一緒に考え、素敵な暮らしの実現を目指します。お家づくりのご相談はお気軽に、ダイケンアーキテクツまでお問い合わせください^^

2018年10月24日 投稿|