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設計の小林です。
今年最初の新築ブログです。
本年も皆様どうぞ宜しくお願いいたします。
年が明けてもコロナやインフルエンザが増々流行っております。
皆さまも手洗いうがいをお忘れなく!
今回の住宅に関するお話は、
SNSなどや住宅雑誌で良く耳にする
“動線”という言葉。
『家事動線がスムーズに!』
『外から帰ってきてからの動線が便利!』
『回遊動線』 など
様々な形で動線という言葉を耳にします。
昔の住宅やマンション・アパート住まいの人から見たら
とても便利で家事もきっと捗ると思われるのではないでしょうか。
今では必ずと言っていいほどご要望に入っています。
ネット・SNSなどにもメリットや工夫したところなどが
色々出ていて参考になりますが、
デメリットはないのかというと、プランによってはやはり出てきます。
自社・他社問わず何件ものプランを目にしますが、
この動線、少し考え方を変えると…
無駄に床面積を取られたり
入り口が2ヶ所必要なため壁を有効に使えなかったり
目的の部屋に行くのに遠回りしたり
照明スイッチなども2~3帖の部屋に
2ヶ所ずつ必要になります(スイッチだらけ)
図面だけを見て便利そうでも、
長い動線や無駄なスペースができては
家事をするのに不便にもなりかねません。
当社にもシニア世代のお客様がいらっしゃいますが、
あまり「動線」という言葉は聞かれません。
おそらく動線よりも、あまり動かないで済むプランの方が
便利で楽なのかもしれません。
必ずしも
動線がある=『便利・効率がいい』
ではないのでご注意ください。