DAIKENグループのSNSもぜひご覧ください
こんにちは。
設計の高橋です。このたびの山形県沖を震源とする地震で、新潟では村上市を中心に大きな被害を受けました。地震発生からまもなく1週間となりますが、被災された地域の皆さまならびに関係者の皆さまが、一日も早く平穏な日々を取り戻せるよう心よりお祈り申し上げます。
梅雨入りしてから比較的涼しい日が続いていました。ただ日によっては蒸し暑さもあり梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。去年は梅雨が短かっただけに今年はどうなるでしょうか…。
昨年の今頃は、断熱性についてのお話をしていたと思いますが、今回は梅雨から夏にかけて住まいの快適性に大きくかかわる湿度のお話を。
快適な暮らしと湿度の関係
昨今は高気密高断熱という言葉が当たり前になってきておりますが、快適な暮らしを実現するには、お家の性能値だけを上げても本当に住み心地が良い住宅になるかどうかは、住まいかたによるところが大きいのです。
よく住宅メーカーさんや多くの工務店さんが、UA値やC値、〇〇工法といった住宅の性能面を強調することが多くあります(もちろん性能も大事ではあります)。
住宅の性能を高めれば外気の影響を受けにくく、心地よい暮らしを実現するうえでは欠かせないことの一つです。
では実際に住んでみてどうなのか。
特に高気密高断熱のお家は引渡し後、冬場においてはとても乾燥してしまい、温度は暖かいのに湿度が30%くらいまで乾燥し、のどの痛みや風邪の蔓延などを引き起こすこともあります。
逆に、この梅雨時期には湿度が上がり、室内の湿度が70%近くになりカビやダニなどの発生原因になってきます。
ではこの湿度をどう除湿するか。
居間と寝室にカビが発生した時の健康被害の倍率は発生しない場合より3倍以上大きくなることが分かっています。
この湿度の調整にはお家が完成した後の暮らしかたが大きく関わってきます。
住宅業界によくあるのは、お家は住宅メーカーでもエアコンは家電量販店で購入といったお客様が多いこと。問題のひとつはその使い方。
「住み心地の良い快適な湿度は一体どのくらい?」
「湿度調整の方法は?」
といったことは、本来は住宅の仕様説明になければいけない部分なのかもしれませんが、多くの住宅やさんは、設備機器の説明はしても暮らし方の説明はされていないのが実際のところです。
私たちもこれまで多くのお客様からお声を頂きました。日々改善しながら最適方法をお客様へお伝えしています。
ダイケンアーキテクツでは心地よい暮らしを実現する、そんなお客様のより良いパートナーを目指しています。お家づくりのご相談はぜひお気軽にお問い合せください。