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設計担当の安藤です。
そろそろ「梅雨」の時期がやってきますね。
気候的には蒸し暑く感じる日があったり、肌寒く感じる日があったりで
安定しない日々の繰り返しとなります。
当社の事務所でもそうですが、冷房に頼らず「換気」(通風)にて
職場環境を過ごしている日も多くなってきました!
今年4月より建築業界では、以前も触れていた「法改正」があり、
住宅でも「採光・換気・排煙」と各居室ごとに
適合している事を審査するようになりました。
前回のブログは「採光」というお話でしたが
今回は「換気」について簡単に触れたいと思います。
換気の基準としては各居室面積に対して、
その床面積の1/20の窓が開閉できる部分の面積が必要となります。
たとえば部屋面積が20㎡とすれば、
窓の開放できる部分の面積で1㎡必要…となるのです。
1㎡ってことは、タテ1mヨコ1mですので結構大きな開放ですよね?
ひとつのサッシでなくても、2カ所・3カ所のサッシの合計で良いのですが…。
これは建築基準法上でのお話ですが、やはり前段に触れました「中間期」の過ごし方として
外部の空気を室内に取り入れ、気持ちの良い「通風計画」も必要かと思います!
通風の取り方も部屋ごとに取れれば良いのですが、
そうはいかない場合もありますよね?
その場合、家全体で風が通れば良いのです!
(プライバシーは保たれなくなりますが…)
1階から吹き抜けを介し2階へ風通しよく開放することも良いでしょう!
私、個人的には寝室・子供室などで
窓が1カ所しか設けられない場合は
「引き違い窓」を設置し左右少しずつ開ければ、
その部屋に対して2カ所開放されるので多少効果はあるでしょう!
簡単にいうと…
昔の缶ジュースは、缶切りで穴を開けるタイプだったのをご存知ですか?
1カ所開けるだけでは、なかなか飲めません。
2カ所開けることで中の液体が出てきます!
法遵守だけでなく、冷暖房に頼ることのない
「季節の中間期」を気持ちよく過ごしましょう!!