敷地(土地)のお話

投稿日:2024年09月09日

設計の小林です。

 

夏の暑さもおさまり、今度は台風の季節となりました。

 

私たちの住む新潟は、台風の勢力が衰えたころにやってくるので

 

ニュースなどで見聞きするより被害は少ない感じがします。

 

 

台風イメージ

 

 

 

さて今回は、敷地(土地)のお話をしたいと思います。

 

 

 

話はちょっと飛びますが、私たち新築スタッフは

 

ほぼ一級・二級建築士の資格を持っております。

 

この試験は「学科の試験」と「設計製図の試験」について行われます。

 

 

そのうち「設計製図の試験」ですが、試験の課題はほぼ新築です。

 

製図の勉強ではその年の課題に合わせた問題をいくつも練習し

 

時間内に書き上げる作業をします。

 

 

その中で最初に考えなくてはならないのが、敷地(土地)の条件です。

 

 

製図イメージ

 

 

試験なので現存する土地ではありませんが

 

条件は設定されています。

 

 

道路・土地の形状・用途地域等などの条件を踏まえて

 

架空のクライアントの要望を考慮し

 

ゾーニング・プランを行っていきます。

 

 

手順は住宅も住宅以外もあまり違いはありません。

 

 

プランニングイメージ

 

 

実際に私たちが建てる土地は全く同じ敷地はありません

 

大きな分譲地でも方角・接道・面積が全く同じでも

 

隣地に建物が建ってしまえばその隣地の建物の形状

 

窓の位置アプローチ等も考慮しながらプランを考えなくてはなりません。

 

 

造成地イメージ

 

 

お客様はつい外観や仕様などに目が向いてしまいますが、

 

いざ建物が建ったら、

 

部屋が思ったより暗い!

 

お隣の窓とかぶってお互いに丸見え!

 

車の出入りが! 

 

…と環境に左右されることを実感します。

 

 

 

土地から購入されるお客様も建て替えのお客様も

 

環境を考えながら居心地のいい家づくり

 

ご一緒に考えて行けたらと思います。

2024年9月9日 投稿|