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初めまして。
設計製図担当の小林と申します。どうぞ宜しくお願い致します!
今回は植物と窓の関係についてお話をしたいと思います。
皆さんは、お家の中に植物を飾っていますか?
育てるのが苦手な方でも、1鉢はあるというご家庭もあるかと思います。
緑のある生活は、気持ちも晴やかになります。
写真では窓辺に観葉植物を置いています。植物の光合成ができる最適な場所です。
その窓一つとっても種類はさまざま。
最近では、Low-E複層ガラスのお家も多くなってきました。
Low-E複層ガラスとは、遮熱と断熱の効果を発揮する高性能な窓です。
「高性能なのはいいけど、植物を育てるのに大丈夫なのかな?」
私は住宅のお仕事を始めたとき、疑問に思いました。
YKKap ガラス性能表
調べてみると…植物が行う光合成には、主に可視光線という目に見える波長が必要とのことです。
メーカー(YKKap)のサッシのカタログには、ガラス性能値という表があり《光学特性》の中に可視光線の透過率が書かれています。
これを見るとLow-E複層ガラスでも、色などが付いていなければ意外と透過率はあるようです。
注:実際に育つかどうかは諸説ありますし、その他の水あげ・肥料等の条件もあります。
では住宅の断熱性能はというと、Low-E複層ガラスは色々な組み合わせや、日射遮蔽(しゃへい)型・日射取得型などがあり、断熱性能に用いる数値が違ってきます。
地域や方角、庇の有無等、周りの環境等で使い分ける事も可能です。
難しい話になってしまいましたが、なかなかお客様でお調べになるのは大変なものです。サッシの性能は家を建てる工務店にお任せしている方も多いです。
どれが適しているのか、詳しく知りたい方はお気軽にお問合せ下さい。
さて、植物の話に戻りますが…
最近は『ボタニカルインテリア』『バイオフィリア』※など、植物をインテリアに取り入れる方が増えています。
※「生物親和性」の事で、インテリアの中に積極的に植物や鉱物といった自然の有機物を取り入れていこうとする動き
そのうえで窓の位置や性能に興味を持つのも楽しみの一つになるかもしれません。
最後に…先日お引き渡しをした断熱性能の良いお家は入った瞬間、エアコンもついていないのに外気との温度差がすぐに解りました。
お家を建てて30~40年近く『夏は暑く、冬は寒い家』に住むか?
『家中どこでも夏は涼しく、冬は暖かな家』に住むか?
人間はもちろんペットや植物、そしてお財布にも優しくて後悔しない家づくりをしたいものです。