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設計担当の安藤です。
最近また大きな「地震」がありましたね。
以前には「阪神淡路大震災」「中越地震」「中越沖地震」「東日本大震災」「熊本地震」…等
甚大な被害となっています。
そんな災害から建物、そして人命を守る事を前提に「建築基準法」が日本国では制定されています。
当社ももちろんですが、各社「耐震性」については無視できない事柄として住宅も考えられています。
今回はその辺に触れてみたいと思います。
【耐震性】
建物の重量が重ければ重いほど大きく揺れます。
コンクリート造・鉄骨造・木造…とありますが、一番被害が少ないのは木造となります。
仕上げ材も外壁には「サイディング」、屋根も瓦よりは「金属製」の材料で軽くする方法も考えます。
【基礎】
布基礎・べた基礎と住宅では大きく2種類の基礎構成があります。
面で支えているという点では「べた基礎」の方が耐震性には有利かと思います。
当社では全棟「べた基礎」を採用しております。
【バランス】
耐力壁を多くとり、強度を出しても意味のない設計になってしまいます。
食事もそうですよね?
肉ばかりでは偏って健康面では望ましくありません(笑)。←自分に言い聞かせてます
要は「バランス」です。
東西南北の各壁量比率を考慮すべきです。
(南面は日当たり上、ガラス面が多いですね。)
「重心」・・・建物の重さの中心
「剛心」・・・建物の強さの中心
この2点をいかに近づけるか・・・、でバランス良く耐力壁を配置していきます。
この距離が離れてしまいますと建物は地震時に「ねじれ」が生じ、損壊を起こしてしまいます。
【直下率】
簡単に申しますと、2階の柱・壁と1階の柱・壁が一致する割合です。
割合としては柱で「50%」以上、壁で「60%」以上あれば耐震的に考慮されている・・・と言われています。
熊本の地震では「直下率」の低さで倒壊した住居が多かったとされています。
以上、簡単ではございましたが簡潔にお伝えしますと耐震性を考慮する際のポイントに触れてみました。
まだまだいろんな角度からも当然検討材料はあります。
お客様のご予算と必要性をご相談の上、長年お住いになられる「住居」の安全性をご提供していきたいと思います。