GX志向型住宅

投稿日:2025年04月01日

こんにちは!

設計士の高橋です。

 

4月に入りようやく新潟もすこしづつ暖かくなり

春に近づいている実感がする今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

今日は令和6年度補正予算で盛り込まれた

「子育てグリーン支援事業」についてお話をしたいと思います。

 

 

昨年公表があってから、弊社にも沢山お問い合わせがありましたが、

今回の補助金の中でもとりわけ注目度が高いのは

「GX志向型住宅」に対する補助金です。

 

 

補助金イメージ

 

 

現在お家作りをご検討の方はご存じかと思いますが、

今回の子育てグリーン支援事業で、

長期優良住宅に対する補助金額80万円に対して

GX志向型住宅は160万円と倍額の補助額が用意されています。

 

 

公表当初は詳細がわからず、

太陽光発電システムは必須なのか?

高度エネルギーマネージメントシステムの詳細は?

などなど色々と疑問がありましたが

今年の2月に詳細が発表となり、条件が具体的になりました。

 

 

注目したいのは、新潟などの多雪地域は

太陽光発電システムなどの再エネを含む

エネルギー消費量の削減率の要件が外れたことですね。

 

 

 

省エネ性能

 

 

一般 (右記以外)

 

 

寒冷地または低日射地域

 

 

多雪地域または都市部狭小地等

 

 

 ①断熱等性能等級

 

等級6以上 等級6以上 等級6以上

 ②再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率

35%以上 35%以上 35%以上

 ③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率

100%以上 75%以上 (要件なし)

 ④高度エネルギーマネジメントの導入

「ECHONET Lite AIF仕様」に対応する「コントローラ」として、一般社団法人エコーネットコンソーシアムのホームページに掲載されている製品を設置すること

 

 

また「高度エネルギーマネジメントの導入」

いわゆるHEMSの要件、対象製品なども公表されました。

 

 

コスト的に太陽光発電システムをご検討であった方であれば

そう大きな違いはないかもしれませんが、

太陽光発電システムをご検討でなかった方も

今回のGX志向型住宅の補助金取得に向かわれる方が多くなると思われます。

 

 

また今までの補助金は

「子育て世帯であること」が条件の一つでしたが

このGX志向型住宅は、その世帯要件がないことも注目です。

 

 

 

今回の補助額は160万円と、とても大きい額の補助金なので、

ここに集中するのでは?と考えると予算額が気になるところです。

 

 

長期優良住宅と認定低炭素への予算額1350億円に対して、

GX志向型は500億円と半分以下…

予算がどこまで持つかがポイントになりそうです。

 

 

 

ダイケンアーキテクツでは

GX志向型住宅に対するスペックとしては

断熱等級6はもちろん、

エネルギー削減率標準でクリアできるスペックとなっておりますので、

HEMSの導入に少しだけお金がかかりますが、

今回のGX志向型に関しては取得しやす状況です。

 

 

国の補助金に関しては予算に限りがあるため、

建築をお考えの方、また補助金を活用されたい方は

お早目にご相談ください!

2025年4月1日 投稿|