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新築 かぞくとかぞくの家 エリア:
STORY
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2世帯がともに過ごすスペース
敷地は、東側をのぞきぐるっと田園に囲まれ、西側には絶景が広がっている。
そこに長年住み続けてきた家族が、1階に親世帯、2階に子世帯が住むために建て替えた2世帯住宅だ。
建坪はおよそ30坪で、玄関のみ共通。キッチン、水回りなど、全て世帯別に用意されている。
しかし、1階親世帯のLDKは打ち合わせ時より全員で食卓を囲み、寛ぐイメージを共有されたという話の通り、ダイニングも8畳の広さで2世帯が夕食を共にすることは十分可能となっている。
しかも間仕切りなしで6畳の和室が続くなど、2世帯が一緒に寛ぐから、これだけの広さが必要なのだ。
この間取りを見るだけでも、2世帯の仲が良く理想的な家族像が容易に想像できるというものだ。
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多目的な2階カウンター
この住まいは、1、2階ともキッチン+ダイニングを中心に、北東側に浴室とトイレを配置し、1階は南側にリビング+和室、北西側に寝室、逆に2階は南側に子ども室を配し、北西側にリビング、主寝室を玄関の上に配置している。
そこで見逃せないのは、個々の寝室は十分な広さを確保している一方で、互いの気配を感じながら自分の時間を持てる居場所がきちんと用意されていることだ。
1階では、ダイニング脇、特注のエッチングガラスをあしらったカウンターが、帳簿付けはもちろん、家事のかたわら一息をつくのに最適な場所。
そして2階では、ダイニングの東側に、腰までの壁で区切られ、横長の引き違い窓に面した書斎コーナーが。
読書や勉強など多目的なコーナーで、幅が2間あるから、家族全員で使える。
勉強で疲れて、ふと窓の先に視線を向ければ、美ヶ原の絶景が広がる。
これなら勉強がはかどるというものだ。 -
地域の気候を学ぶ
住み続けた家の建て替えは何かとメリットが大きい。どこに絶景ポイントがあるか、風はどこから吹いてくるかなど、ピンポイントな情報は、工務店より住まい手がよく知っている。この住まいでも、住まい手が長年蓄積した情報を、間取りや風通しの計画、物干しの位置決めに活かしている。
たとえば、日当たりと南東側の山並みを望む2階南側を子ども室に、北アルプスを望む1階北西側を寝室に。
また、寝室の西側には物干し場を兼ねた2間半ほどのウッドデッキと、日射避けとして、隣接する勝手口と外流しまでカバーする5間幅の庇を設けている。眺望と快適性の両面に配慮した工夫だ。
敷地を熟知した住まい手と、住まいづくりを熟知した工務店のコラボレーション。
何とも見事な連携プレーだ。