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設計担当の小林です。
私のお仕事として、建物の平面図のほかに
電気図も作成しています。
電気図とは、下の写真のような図面です。
コンセントやスイッチなどの設置場所や
電気配線などが記載されています。
まだまだ未熟者なので現場監督さんや業者さんに
アドバイスをして頂きながら作成しています。
とは言え、私も設計者の端くれとして、
電気設備のファーストプランは
使い勝手を考えながら配置をしています。
お客様が求める家づくりのご要望例として
「生活導線を良くしたい」
「○○風なインテリアにしたい」
「居室は○つ必要」など
それぞれおありかと思います。
初めの段階から、コンセントやスイッチの位置などを
詳細にご指定されるお客様は多くありません。
そして家づくりの方向性がある程度決定し、
いざコンセント、スイッチ、リモコンなどを配置すると
「うまく収まらない!」
「どこにつける!?」
(頭の中でぼやいています)
こういったことがよくあります。
↑こちらはあるプランの一例。
この図面を見た時に、
「リビングのスイッチはどこにつける?」
「ホールの出入り口付近に付けたい」
「でも引き戸になっているからドアにする!?」
「それとも引き戸をホール側の方にもっていく!?」
こんなことを考えます。
コンセントやスイッチは
日常生活の中でいつも使用するものですから、
使い勝手はとても大切。
(使ってくると慣れる場合もありますが)
あとでコンセントが足りなくて、
たこ足配線をし過ぎてしまい
火災の原因…なんてことも。
「ソファの横でスマホを充電したかった!」
「ベッドの横にもコンセントが欲しかった!」
「家具の配置とコンセントの高さが合わない!」など
住み始めてから問題が出てくると
結局、延長コードを使用することになり
スッキリしないお部屋になってしまいます。
私が今まで電気図を作成しながら思ったことは
☝️ なるべく部屋の出入り口は壁や袖壁を残す
☝️ 家具はプランの段階である程度決めておく(特に寝室・洋室のベッド・机とTVの位置)
☝️ キッチン周りはどんな家電をどこで作業するのかを決めておく
☝️ スマホや掃除機(ルンバも)はどこで充電を行うか
こういった点を考えておくとよいかもしれません。
こちらは弊社で設計した寝室の事例。
コンセントの場所・数・高さ
ベッドを置いたときに手を伸ばして操作できる
照明のスイッチ(2カ所)など検討を重ねました。
住んでから後悔しないように
プランの段階から慎重に計画していきましょう!