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ブログをご覧いただきありがとうございます!
設計を担当させていただいてます安藤と申します。
皆様、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は家族3人で釣り・カニ捕りなど…
息子中心の生活を過ごしておりました!
そんな休日の最中、北陸地方で大きな地震が発生しましたね。
現地での被災状況も刻々と報道され、倒壊してしまった住宅もいくつか拝見しました。
現在の耐震基準に関係なく建っていると思われる古い家屋も多数みられます。
大きな地震をきっかけに我が日本は
その都度耐震性を見直し、法改正も繰り返されています。
家の構造には、鉄筋コンクリート・鉄骨造・木造などありますが
当社で建てている住宅は全て「木造」となります。
当然、コンクリート・鉄骨からみれば木造は耐震性に劣ります。
しかし当社では全棟、建築地で設定されている 積雪量、調査によって出る地耐力を考慮し
現基準に合わせ耐震性の検討と施工を行っております。
木造だから
「○○より劣っている」
なんて事は言わせないくらいの計算・検討を行います!
そこで近々新潟市西区坂井で開催されます「みちまち住宅祭」での当社のモデルハウスを題材に
さわり程度ではありますが、耐震性のご説明をさせて頂こうかと思います。
みちまちモデルハウス外観イメージ
まず耐震性に優れている・・・といわれる建物の形状からご説明致します。
簡単にいうと「複雑にしない」という事です!
平屋と二階建てでは、当然平屋の方が揺れは抑えられるでしょう。
しかし、日本の土地事情と家族構成を考えれば、当然「二階建て住宅」が圧倒的に求められます。
そこで重要なのは、出来れば「出来れば総二階」の形状が耐震性には有利です。
*総二階とは…一階と二階がほぼ同じ面積、つくりをした住宅のこと
しかし求められる間取り・部屋数でそう簡単にすべてが「総二階」とはなりませんよね?
今回の住宅祭に当社が建てました住宅は「耐震等級3」となっております。
等級としては「3」以上の基準は現段階ではございませんので最高等級となります。
上記図面で「重心」と「剛心」とありますが、これをいかに近づけるか…です。
「重心」とは建物の中心、「剛心」とは設定した耐力壁の力の中心です。
これが離れてしまっては、建物は簡単に地震時回転してバランスを崩し被害が出やすくなります。
どんなに強く、多くの耐力壁を設けてもバランスが悪ければ意味のない建物となってしまいます。
簡単に言うと…「量≦質」でしょうか?
「みちまち住宅祭」のモデルハウスも、二階建ての「総二階」となっております。
間取りの詳細はあえて伏せさせて頂きますが、
ぜひ5/20~6/4の土日に開催されます住宅祭にご来場お待ちしております!
当社だけでなく多数の住宅メーカー等で出店しておりますので
これから住宅のご計画のある方々の良き参考になると思います!