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2月に入り、寒さはまだ厳しいですが
昼間の日照時間は年末に比べると長くなってきました。
春の足音を感じる時期にもう少しで突入ですね!
もう少々お待ちください(笑)
DAIKENで設計業務を担当しております
安藤と申します。
今回は建築物で平屋建てではない限り、
必ず設置する「階段」の
お話をしてみたいと思います。
用途により法律で定められている
必要寸法があるのですが、あくまでも
「最低寸法」で決められています。
ご年配の利用者が多い施設、病院等の医療施設…
小学校、中学校等様々ですが、ここでは
「住宅」という事で
述べさせていただきたいと思います。
この図は建築基準法定められている
住宅階段の「最低寸法」です。
非常に上りにくいだろうな…?
と感じる角度ではありませんか?
または下りる時に怖そうだな…
とも感じますよね?
角度だけで言うとそんな感じですが、
要は日本人の歩幅によって考えられています。
ここで一つの公式があるのですが、
上りやすい計算式は
「蹴上×2 + 踏面 = 60cm」 です。
※蹴上:階段1段あがるための高さ寸法
※踏面:階段の足をつく板の部分の寸法
住宅では60~63cmくらいが
「上りやすい」とされています。
例えば「蹴上19cm×2 + 踏面22cm = 60cm」
となるように設計すると、ご高齢になっても比較的
「上りやすい階段」となる事でしょう。
要は蹴上が高いのであれば、
踏面を狭くしないと歩幅に無理がくるという事です。
これはひとつの例に過ぎません。
各ご家庭の考え方、身長、家族構成…様々です。
階段とは上下階をつなぐ
動線上に必要なものです。
階段の位置によって
住まいの在り方が大きく変わります!
(ホール階段・リビング階段等)
またスタイルも様々ですね!
こちらはスチール製の階段です!
当社では採用頻度の多いスタイルとなっております。
新築された時の年代もその時だけのことです!
20年、30年後の自分も想像し
考えていきましょう!
お恥かしい話ですが、実は50代半ばの私にとって
階段の上り下りが非常にきつく感じ始めましたので
今回のお伝えしたい内容となりました(汗)
そこで自分に言い聞かせます!!
体を労り、鍛えていれば何てことないのです(笑)
DAIKENはいつまでも健康に、
快適に過ごせる住宅造りを心掛け
ご提案させていただきたいと思います。