階段の話

投稿日:2022年02月07日

2月に入り、寒さはまだ厳しいですが

 

昼間の日照時間は年末に比べると長くなってきました。

 

春の足音を感じる時期にもう少しで突入ですね!

 

もう少々お待ちください(笑)

 

 

 

 

DAIKENで設計業務を担当しております

 

安藤と申します。

 

 

 

 

今回は建築物で平屋建てではない限り、

 

必ず設置する「階段」

 

お話をしてみたいと思います。

 

 

 

用途により法律で定められている

 

必要寸法があるのですが、あくまでも

 

「最低寸法」で決められています。

 

 

 

ご年配の利用者が多い施設、病院等の医療施設…

 

小学校、中学校等様々ですが、ここでは

 

「住宅」という事で

 

述べさせていただきたいと思います。

 

 

階段図面

 

 

この図は建築基準法定められている

 

住宅階段の「最低寸法」です。

 

 

 

非常に上りにくいだろうな…?

 

と感じる角度ではありませんか?

 

または下りる時に怖そうだな…

 

とも感じますよね?

 

 

 

角度だけで言うとそんな感じですが、

 

要は日本人の歩幅によって考えられています。

 

 

 

 

ここで一つの公式があるのですが、

 

上りやすい計算式は

 

「蹴上×2 + 踏面 = 60cm」 です。

 

 

※蹴上:階段1段あがるための高さ寸法

※踏面:階段の足をつく板の部分の寸法

 

 

 

住宅では60~63cmくらいが

 

「上りやすい」とされています。

 

 

 

 

例えば「蹴上19cm×2 + 踏面22cm = 60cm」

 

となるように設計すると、ご高齢になっても比較的

 

「上りやすい階段」となる事でしょう。

 

 

 

 

要は蹴上が高いのであれば、

 

踏面を狭くしないと歩幅に無理がくるという事です。

 

 

 

これはひとつの例に過ぎません。

 

各ご家庭の考え方、身長、家族構成…様々です。

 

 

 

階段とは上下階をつなぐ

 

動線上に必要なものです。

 

 

リビング階段

 

 

階段の位置によって

 

住まいの在り方が大きく変わります!

 

(ホール階段・リビング階段等)

 

 

 

 

またスタイルも様々ですね!

 

リビング階段

 

 

こちらはスチール製の階段です!

 

当社では採用頻度の多いスタイルとなっております。

 

 

 

新築された時の年代もその時だけのことです!

 

20年、30年後の自分も想像

 

考えていきましょう!

 

 

 

 

お恥かしい話ですが、実は50代半ばの私にとって

 

階段の上り下りが非常にきつく感じ始めましたので

 

今回のお伝えしたい内容となりました(汗)

 

 

 

 

そこで自分に言い聞かせます!!

 

体を労り、鍛えていれば何てことないのです(笑)

 

 

 

 

DAIKENはいつまでも健康に、

 

快適に過ごせる住宅造りを心掛け

 

ご提案させていただきたいと思います。

2022年2月7日 投稿|