たかがコンセント、されどコンセント

投稿日:2021年10月17日

設計担当の小林です。

 

私のお仕事として、建物の平面図のほかに

 

電気図も作成しています。

 

 

電気図とは、下の写真のような図面です。

 

コンセントスイッチなどの設置場所や

 

電気配線などが記載されています

 

電気図面

 

まだまだ未熟者なので現場監督さんや業者さんに

 

アドバイスをして頂きながら作成しています。

 

 

とは言え、私も設計者の端くれとして、

 

電気設備のファーストプランは

 

使い勝手を考えながら配置をしています。

 

 

 

 

お客様が求める家づくりのご要望例として

 

「生活導線を良くしたい」

 

「○○風なインテリアにしたい」

 

「居室は○つ必要」など

 

それぞれおありかと思います。

 

 

 

初めの段階から、コンセントやスイッチの位置などを

 

詳細にご指定されるお客様は多くありません。

 

 

 

 

そして家づくりの方向性がある程度決定し、

 

いざコンセント、スイッチ、リモコンなどを配置すると

 

「うまく収まらない!」

 

「どこにつける!?」

 

(頭の中でぼやいています)

 

 

こういったことがよくあります。

 

 

間取りプラン例

 

↑こちらはあるプランの一例。

 

 

この図面を見た時に、

 

 

「リビングのスイッチはどこにつける?」

 

「ホールの出入り口付近に付けたい」

 

「でも引き戸になっているからドアにする!?」

 

「それとも引き戸をホール側の方にもっていく!?」

 

 

こんなことを考えます。

 

 

 

 

コンセントやスイッチは

 

日常生活の中でいつも使用するものですから、

 

使い勝手はとても大切。

 

(使ってくると慣れる場合もありますが)

 

 

 

あとでコンセントが足りなくて、

 

たこ足配線をし過ぎてしまい

 

火災の原因…なんてことも。

 

タコ足配線

 

 

「ソファの横でスマホを充電したかった!」

 

「ベッドの横にもコンセントが欲しかった!」

 

「家具の配置とコンセントの高さが合わない!」など

 

住み始めてから問題が出てくると

 

結局、延長コードを使用することになり

 

スッキリしないお部屋になってしまいます。

 

 

 

 

私が今まで電気図を作成しながら思ったことは

 

 

☝️ なるべく部屋の出入り口は壁や袖壁を残す

 

☝️ 家具はプランの段階である程度決めておく(特に寝室・洋室のベッド・机とTVの位置)

 

☝️ キッチン周りはどんな家電をどこで作業するのかを決めておく

 

☝️ スマホや掃除機(ルンバも)はどこで充電を行うか

 

 

こういった点を考えておくとよいかもしれません。

 

 

寝室

 

こちらは弊社で設計した寝室の事例。

 

コンセントの場所・数・高さ

 

ベッドを置いたときに手を伸ばして操作できる

 

照明のスイッチ(2カ所)など検討を重ねました。

 

 

 

住んでから後悔しないように

 

プランの段階から慎重に計画していきましょう!

2021年10月17日 投稿|